遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)を弁護士に依頼する8つのメリット

遺留分侵害額請求や遺留分減殺請求を行うとき、自分で対応するより弁護士に依頼する方が満足できる結果を得られやすいものです。

とはいえ「弁護士に依頼すると、具体的にどのようなメリットがあるのかわからない」方も多いでしょう。

今回は遺留分侵害額請求を弁護士に依頼するメリットを8つ、お伝えします。

不公平な遺言や贈与に納得できない方、遺留分を取り戻したい方はぜひ参考にしてみてください。

遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)を弁護士に依頼する8つのメリット

遺留分侵害額請求とは、侵害された遺留分を「お金」で取り戻すことです。

改正相続法が適用される2019年7月1日以降に相続が発生した場合に行います。

一方、遺留分減殺請求は、遺留分を侵害されたときに「遺産そのもの」を取り戻す方法です。

金銭による清算ではなく不動産などの「遺産」を取り戻します。

これらの手続きを弁護士に依頼すると、以下のようなメリットを得られます。

  1. 遺留分侵害額請求か遺留分減殺請求のどちらを行うべきか判断できる
  2. 遺留分侵害額を正しく計算できる
  3. 相手が真摯に対応する
  4. 有利に解決しやすい
  5. 時効が成立してしまうリスクを防げる
  6. 労力がかからない
  7. ストレスがかからない
  8. 相手が拒否する場合や合意できない場合でも安心

以下でそれぞれみていきましょう。

メリット1 遺留分侵害額請求か遺留分減殺請求のどちらを行うべきか判断できる

近年、相続法が改正されたため、遺留分請求を行う方法として「遺留分侵害額請求」と「遺留分減殺請求」が混在している状況です。

自分の場合、どちらの方法で遺留分を請求すべきかわからない方もおられるでしょう。

弁護士に相談すれば、どちらの方法が適用されるのか正しく判定してもらえます。

それぞれの違いについても説明を受けられて、安心して手続きを進められるでしょう。

メリット2 遺留分侵害額を正しく計算できる

遺留分侵害額請求を行うときには、遺留分侵害額を正しく計算しなければなりません。そのためには遺産の評価や遺留分割合を算定しなければならず、専門知識が必要です。

弁護士が対応すれば遺留分侵害額を正しく計算できるので、ご本人に知識が不足していても問題はないですし、ご自身で調べていただく必要もありません。

メリット3 相手が真摯に対応する

弁護士が遺留分侵害額請求を行うと、相手は真剣に対応するものです。

ご本人が遺留分侵害額請求を行っても無視されたり拒否されたりするケースが多々ありますが、弁護士が対応すると比較的スムーズに遺留分侵害額を回収しやすくなるメリットがあるでしょう。

メリット4 有利に解決しやすい

遺留分侵害額請求を行ったら、相手と交渉して支払い額や支払い方法を決めなければなりません。ご自身で対応すると、相手から強く押し切られて不利な条件で合意してしまうケースがよくあります。

弁護士が対応すれば依頼者の権利を最大限に主張し、有利な条件で解決できる可能性が高まります。

メリット5 時効が成立してしまうリスクを防げる

遺留分侵害額請求や遺留分減殺請求を行う際には「時効」に注意しなければなりません。

相続開始と遺留分侵害を知ってから1年以内に請求しなければなりませんし、遺留分侵害額請求の場合にはその後にも「債権の時効」が適用されます。

ご自身で対応すると、知らない間に時効が成立してしまうケースもあります。

弁護士が対応すると、確実に時効の成立を防いで権利を実現できるメリットがあります。

メリット6 労力がかからない

遺留分侵害額請求の手続きには膨大な労力がかかります。遺留分割合や遺産内容を調べて遺留分侵害額を計算し、相手に通知して交渉を進めて合意書も作成しなければならないためです。調停や訴訟が必要になるケースもあります。

弁護士に依頼するとこうした作業を一括して任せられるので、ご本人には手間がかからないメリットがあります。

メリット7 ストレスがかからない

遺留分侵害額請求を進める際には、多大なストレスがかかります。相手が親族であったりしてお互いに感情的になりやすいためです。悩みごとを抱えながら日常生活や仕事に取り組むのは大変ですし、うつ状態にもなりかねません。

弁護士に任せてしまえば自分で対応する必要がないのでストレスが大きく軽減されます。

法律の専門家が味方についてくれているという安心感もあり、日常生活や仕事に専念できるでしょう。

メリット8 相手が拒否する場合や合意できない場合でも安心

遺留分侵害額請求を行っても、相手が無視したり拒否したりするケースが少なくありません。話し合っても合意できない場合も多数あります。

そんなときでも弁護士に依頼すると、調停や訴訟へとつなげられるので、スムーズに請求手続きを進められるメリットがあります。


遺留分侵害額請求や遺留分減殺請求を行う際、自分で対応するより弁護士に依頼した方が有利な条件で合意しやすい上、労力もストレスもかかりません。

遺留分侵害額請求には時効も適用されるので、早めに対応する必要があります。

当事務所では遺留分を含めた遺産相続トラブル解決に力を入れて取り組んでいますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。

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